技術情報


エミュレーションされる機能


エミュレーションされていない機能


カスタムチップについて


Super FX

Super FXはArgonaut Softwareで開発された10.5MHzないし21MHzで動作するRISC CPUで、いくつかのゲームで処理を向上させている。少しバグったエミュレーションではあるものの、ほとんどのゲームは非常にうまく動作する。このチップは "Yoshi's Island", "Doom" ,"Winter Gold", "Dirt Trax FX", "StarFox", "Stunt Race FX", "Vortex"のカートリッジで見られる。


S-DD1

S-DD1は独自のデーター伸長チップで、DMAのデータとしてリアルタイムでROMからRAMにデータを解凍できる。このチップを使用したゲームは、"Star Ocean" と "Street Fighter Alpha 2" の2つしか知られていない。


SPC7110

SPC7110は圧縮処理とメモリマッピングを行う。それに加えて、このチップはRTC(実時間を提供する時計)インターフェースと本体よりも精度の高い乗除算ユニットを実装している。SPC7110は次の4つのゲームでしか用いられていない、"Super Power League 4", "Far East of Eden Zero", "Far East of Eden Zero - Shounen Jump no Shou", "Momotaro Densetsu Happy"。
このチップはまだ不明な圧縮アルゴリズムを使用しているので、実際のゲームのプレイには、解凍済みのデータであるグラフィックパックが必要。


SA-1

SA-1は、高速な独自の 65c816 8/16-bit プロセッサーである。SNES本体内部にあるCPUと同じであるが、本体CPUが最高 3.58MHz動作なのに対して、SA-1は10MHzで動作する。
さらに、非常に高速なRAM、メモリマッパー、DMA、数個のリアルタイムタイマを含む任天堂によって開発された回路が付加されていて、もはやただのCPUでは無くなっている。
Snes9xはこのチップのほとんどの機能を実装していて、今までに所在が確認された、"Mario RPG", "Kirby Superstar", "Parodius 3"などの全てのゲームをプレイするには充分である。


C4

C4はカプコンの独自チップで、ロックマンX2とロックマンX3でしか使われていない。画像の伸縮、画像の回転、線で構成されたベクターオブジェクトの描画とそれらを回転させるためのシンプルな算術演算が可能。


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