ls-hglのHDDをST2000DL001に交換をしてみて起動してみたところ、HDDがスピンアップ中に停止し、フロントパネルのLEDが赤色で点滅をしてしまい正常に起動しません。新しいHDDはUSBケースに入れてPCで古いHDDからのデータをddコマンドで丸ごとコピーしたのを確認しているので異常はないはずです。
電源基板をみてみたところ、電解コンデンサが膨らんでいました。
アップ
写真で膨らんでいる1000uFと2200uFのコンデンサを交換します。
電源基板を本体から取り外し、コンデンサの半田を吸い取り線で取ろうとしたのですが、半田が薄いためそのままではうまくいかなかったので半田を盛り足してから吸い取りました。しかし、隣のコイルを 固定している接着剤がコンデンサにも付着していたため、半田を取り除いてもコンデンサが外れません。精密ドライバーでうまく接着剤をコンデンサからはがしてから半田を取り除くとスムーズです。
交換に使用したコンデンサは日本ケミコンのEKZH160ELL102MH20Dと、Ruby-conの10ZLH2200Mです。交換後は無事に起動し、「LS-H1.0TGL」は「LS-H2.0TGL」にアップグレードされました。どうやら、HDDを交換するために長時間通電が止まったためにぎりぎり生きていた電解コンデンサが力つきてしまったようです。また以前から気になっていた「負荷によってファンのうなり音が変化する」という現象も消えました。